【ノーフォーク】 ロンドンから電車で2時間半 見渡す限りの湿地

今回の旅は、ロンドンのリバプール・ストリート(Liverpool Street)駅から電車に揺られ、まずはノリッジ(Norwich)へ向かいます。

イギリスの鉄道料金は複雑で、予約する時期やルートによって値段が変わります。こちらのサイトであれば、日本語でイギリス国内の電車を予約することができます。

レイル・ヨーロッパ

 

ノリッジでは旅の終わりに泊まる予定なので、今日は電車の乗り換えだけです。そこから一両編成の電車に乗り換えましたが、車窓から見える景色の平坦なことに驚きました。

私はイギリスの南西にあるサマーセット州で暮らしていたことがあり、サマーセットは丘陵地帯が多いため、電車や車で旅をすると変化に富んだ景色を楽しめるのが常だったので、イギリスの田舎というものは丘や牧草地帯ばかりだと思っていたのです。

 

グレート・ヤーマスに到着!

ところどころに風車も見えますが、沼地のような水に浸った平野が広がっています。羊や牛が放牧されていない草原というのも、私の目には新鮮に写りました。

目的地のグレート・ヤーマス(Great Yarmouth)に到着すると、一両編成の電車はグレート・ヤーマスが終点で、ここから折り返し運転でノリッジへ向かうようです。

 

 

駅の改札を出て目の前に広がるこの風景を見て、「う”・・・」と呟いてしまいました。

もしかしたら、また『やってしまった』のかもしれません(汗)

 

私はガイドブックなどを見ずに目的地を決めてしまうため、『目的地に着いたら、実は思っていたような場所ではなかった』ということが時々あるのです。

それはそれで旅の醍醐味ですし、細かいことを気にしない性格なので、それなりに面白いことを見つけて楽しめてしまうのですが・・・

しかし、「どこに行っても、面白いことはあるさ!」と思って楽しめてしまうがために、同じような失敗(?)を繰り返すのです。

 

この安っぽい歓迎ムード。

真冬の2月だというのに、青空色や太陽の黄色を多用した季節外れ感が否めない垂れ幕。

そして、電車が着いたというのに人影が見当たらないこと。

 

もしかしたら、いわゆる『寂れた街』なのかも? という思いが、頭をよぎりました。

この垂れ幕を目にした時には衝撃を受けましたが、「ま、それはそれで仕方ないよね!」と自分に言い聞かせ、気を取り直して宿へ向かうことにしました。

 

 

私は方向音痴なので、iPhone の地図を見ながら歩くのに、なぜか道に迷います。

細かいことを気にしない性格が災いして、道に迷ったり、遠回りしても『これも冒険さ!』と呑気にしているので、いつまで経っても方向音痴が治らないのです。

 

そして、案の定、道に迷いました。

だって、こんな看板があったりして、ついつい余所見ばかりしてしまうのですよ。

このお店、キャンディなどが売っているお菓子屋さんなのですが、この『なんちゃってハリーポッター』みたいな、ほうれい線が深く刻まれたオヤジのようなキャラクターを見たら、思わず足を止めてしまうでしょう?

こういうところも いつも目にしているロンドンの景色とは違っていて、それはそれで好ましいです。思っていたようなビーチリゾートではありませんでしたが、これはこれで面白そうです。

これは後で探検せねば!と思いつつ、宿のある方向へ足を向けました。

 

そして、ようやく海辺の宿に到着しました。

 

この宿は部屋から海を見ることができます。

でも、海岸と宿の間に広いグラウンドが広がっているため、シーサイドというわけではありません。私は波の音が一晩中続いていると気になって眠れないので、このくらいの距離がちょうど良いと思いました。

もともと低予算で旅行をするのが常なので、特に期待はしていませんでしたが、日当たりの良い温かなお部屋に案内されました。低予算ながらレビューの評価が9.5以上だったので、このB&Bに宿泊することにしたのですが、少しレトロな風情の漂うこじんまりとした宿で落ち着けました。

ちなみに、私が泊った宿はこちらです。 → Cleasewood Guest House

 

宿のオーナーは季節外れの一人旅をしている日本人に興味を持ったようで、いろいろと話をしてくれました。

私が日本からではなくロンドンから来たことを話すと、かつて自分もロンドンのシティで働いていたことや、リタイアしてからこのB&Bを始めたことなど、懐かしそうにロンドン時代のことを語ってくれました。

リタイアした後で、自分の好きな地で、好きなことをする。

そんな生き方をしているオーナーが とても自由な人に思えて、私もいつかそんな生き方ができたらいいな と思いました。

 

お部屋に荷物を置いて一息ついた後、さっき見た『なんちゃってハリーポッター』の周辺が街の中心のようだったので、とりあえず荷物を置いてグレート・ヤーマスのお散歩に出かけることにしました。

 

(次回につづく)